先日の日曜日、日食なつこのワンマンライブに行って来ました。
日食なつこ、ご存じでしょうか?
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実は私、10月16日に放送されたテレビ『関ジャム 完全燃SHOW』ではじめて知りました。音楽プロデューサーの蔦谷 好位置さんが、彼女の楽曲「水流のロック」のMV紹介していたのです。
放送後(といっても私は録画で見たので、数日後になるけど)恐らく多くの人がそうしたであるように、YouTubeで検索をして、MV見たのです。
するとですね、結構好きでした。
ということで、これはライブ行った方が楽しめる!と思い、すぐにリサーチしたところ、ちょうどライブチケット予約が始まっていたので予約!そしてめでたくチケットを手にすることができたので、行ってきた次第です。
— 日食なつこ (@NSN58) 2017年2月5日
ライブハウスはCLUB UPSET
場所は名古屋は池下、CLUB UPSET。よく聞くライブハウスだけど、行ったのは初めて。階段で5階に上がると、もうそこが入口でした。
調べてみると、キャパは300人とのこと。でも前方は椅子にしてあったら、今回はもっと少なさそうです。16:30開場の、17:00スタート。10分程押してスタートしました。
ライブの感想
実は今回ライブに行くにあたり、CDを聞きませんでした。聞いたのはYouTubeにアップされているMVだけ。なんとなく、ピアノを堪能したいと思っていたので、あまり余分な先入観を持ちたくなかったのです。
ということで、セットリストはわからないのです。ただただ、繰り出される曲たちを、耳と目と心で聴いてきました。
ラッキーなことに、シッティング席のすぐ後ろに陣取れたので、ステージを見渡すことができ、なつこ氏の指の動きまでじっくり見れたのが、個人的には楽しかった。
楽器は、なつこ氏のピアノと、水流のロックでも叩いているkomaki氏のドラム、この2つのみ。うん、いいね。こういうの期待してました。
構成は、前半:ピアノとドラム、中盤:ピアノ、後半:ピアノとドラム という、3部式。
まず感じたのは、なつこ氏の歌声が弾き語りと思えないほどパワフルであること。
可愛い子ぶった声ではなく、腹の底から出してるなっていう気合いの入った声。聞いていてスッキリする。
あとですね、聴きだしたときから何かに似てる誰かに似てるって感じていたんだけど、途中でわかった。初期の椎名林檎に似てます。
ただし声や歌い方ではなく、曲に孕まれる狂気、怒り、そして繊細さなんかが似てるなって。そして歌詞を聴くと、人間に対する様々な想いが浮かび上がってきます。人間への落胆やジレンマ、その反面愛おしいと感じる気持ち。そういうのが、椎名林檎に通じている気がしたのです。
でも、椎名林檎はもっとストイック度が高くそして洗練されていたのだけど、なつこ氏はまだ荒々しさが残っている感じ。とはいえ、この感覚は夫には否定されたので(笑)、私が感じただけの感想ですが。
あとはやはり、ピアノってすごいと感じました。
前述の関ジャムで蔦谷さんも言っていたのだけど、ピアノだけで他の楽器を兼ねることができるんだと実感。
フルバンドならベースが押さえる旋律を左手で、ギターが奏でる和音を右手や左手でとり、メロディは歌うのです。ピアノだけではとれない拍子をドラムで補う感じ。
他のピアニストの弾き語りをしっかり聞いたことがないので比較できない為、もしかしてこれはなつこ氏独特のプレイスタイルなのかもしれませんが。
中盤のピアノソロパートでも十分楽しく満足できた程です。
でもやはりドラムが入った時の盛り上がりと音の厚みは、単順にいいな~と思えるのですけどね。
どうやら大きなフェスにも出演しているようですので、これからもっと出てくるようになるのではないかな~と思っていますが、どうだろう。個人的には、頑張ってほしいアーティストの一人になりました!
あとは~・・・そうですね。
ピアノのライブというのが楽しめるとわかったので(夫婦ともに)、今後そういったライブにも行く機会を増やしたいなと感じました。
好きな曲
そんな感じで楽しんできたライブですが、好きな曲というのができました。
最後にそれらのMVを貼って終わりにします。
まず、日食なつこ氏を知るきっかけとなった水流のロック
リズムとメロディが独特。
ピアノソロで聴いたヒューマン
歌詞に引き込まれてしまった。哲学的。
これまたピアノソロだったIt seems like a frog
サビのリズムと歌詞がなんとも可愛い。